飽き性なわりに、出不精な私は、家の中での変化を感じることが、子供のころから好きでした。このようなこと、このような思い、決して全てを伝えきれたとは思いませんが、打ち合わせの中で、それはこう言ったことですね、等と正解を求められなかったことが、自分にとってとてもありがたかったです。頭の中のイメージは常に流動的で、やりたいことや使用する人数等、様々なことの幅がありすぎて妄想は止められませんでした。不思議とシーエッチさんで建ててもらえるなら、それは叶うのではと思えました。
こうして始まった家づくりですが、私たち夫婦の叶えたいことで、二人ともが共通した唯一のことが広い土間のある家でした。主人はインドア派で、望んだことは、雨にぬれずに車に乗ること降りること、誰にも邪魔されずにテレビを見ること、一人になりたいということでした。(大丈夫でしょうか・・・個室が欲しいということですね。笑)私は、いつでも庭に出られる家、そしていつでも庭で食事ができるようにキッチンが庭に近い家。それぞれに抱いている家への思いは違いますが、今一緒に暮らしている父・母、泥んこになって帰ってくる子供たち、家に遊びに来てくれる人たち、みんながつながる素敵な家になればいいなと、そんな思いを抱いています。