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西宮市「ぼたもちの家」引越しから1年

こんにちは。渡邊です。
あっという間に季節がひとめぐりして、
ぼたもちの家に暮らし始めて1年が経ちました。

川のせせらぎと野鳥のさえずりを聴きながら、
この家での暮らしは家族の日常であると同時に
ふとした瞬間に「特別な時間」だと感じています。

1.草屋根のある暮らし

引越して1年、屋根の芝生も根付きはじめ
季節の移ろいとともに美しい表情を見せてくれるようになりました。

まるで屋根の上に
もうひとつの庭があるような感覚で、
外を歩く人からもよく声をかけられます。

もちろん、草屋根には手がかかります。
芝が伸びれば刈り込みをし、雑草を抜き取り、
春と秋には肥料も必要です。

先日屋根にのぼると、
芝と雑草の戦いがはじまっており
その傍らでドングリが芽吹くという
なんでもありな状態になっていました。

 

今年も感じるのは、夏場の涼しさ。
土がもつ断熱性能と、潅水装置による水やりの効果で
屋根が暑くならず、室内の温度上昇が抑えられているのを実感します。

草屋根の上に寝転がるのが気持ちいいのは、夏以外の季節。
春や秋には、風を感じながら空を見上げて
ごろんと横になるひとときが何よりの贅沢。

娘も成長していけば、
きっと「お気に入りの場所」になるのだろうと
そんな未来を想像しています。

2.段差を楽しむ平屋

平屋でありながら、
床のレベルを少しずつ変えることで、
空間に奥行きと動きが生まれています。

25cm下がったダウンリビングは、
視線が自然と窓の外へ向く場所。
ソファに腰を下ろすと、テレビではなく景色が主役になります。

畳、カーペット、三和土、それぞれの床材が、
触れる足の感覚を通して季節や時間を教えてくれます。
一日家にいても飽きない理由は、きっとこの床の多様性にもあるのだと思います。


特に、早々と明けてしましましたが梅雨どきは
珪藻土や三和土土間、杉や桧の調湿性能のおかげで
カラッと心地よく過ごすことができました。

通り土間の景色も雨上がりは
濡れ色の風景でより鮮やかになり
日本の気候が楽しめたような気がします。


3.1歳を迎えた娘のこと

娘は引越し当時、生後2か月でした。
寝返りもままならなかった赤ちゃんが、気づけばもう1歳。
いまでは家じゅうを縦横無尽に動きまわる、
元気いっぱいのおてんば娘になりました。

先週22日(日)のOB宅訪問の日にも
お越しの皆さまに沢山遊んでいただいて
お帰りになってからお茶をぷはーっと一気飲み。


最近は、あちこちによじ登るのがブームのようで
お茶を飲んだあと、それまで暴れるのを我慢していたのか
絵本棚からオムツかごに手を伸ばして散らかしはじめ
面白いので見守っていたら絵本の上に登っていました。
(さすがに叱りました)



4枚目は左足のおろし方がわからなくなって怒っています笑

ダウンリビングの段差も、
最初はおそるおそる上り下りしていましたが
今ではソファの上に登って、そのまま走ったり…
𠮟りながら笑いながら追いかける毎日です。

この家は平屋でありながら
床の高さに差があるため、娘にとっては
ちょっとしたアスレチックのよう。

段差や素材の違いを身体で感じながら
バランス感覚や体の使い方を自然に
覚えてくれているのかもしれません。

畳の部屋ではゴロンとお昼寝をして、
カーペットではお気に入りのおもちゃを並べ、
三和土ではつかまり立ちして、足の裏に砂粒をつけ。

床の肌触り、光の入り方、
音の響き方がそれぞれ違うので、
娘なりにその違いを感じ取って楽しんでいるように見えます。

家が「遊び場」でもあり、「学びの場」でもある。
そんなふうに、暮らしと子育てが重なり合っている日々です。

4.家族と、家と、ともに育つ

この1年で、家族のかたちも、
暮らしの感覚も、少しずつ変わってきました。
子どもの成長に合わせて家の使い方も変わり、
私自身も、新たな視点を得ながら過ごしています。

この家をつくるにあたっては、
「人とは少し違う」選択をいくつもしてきました。
土間にキッチンを据えたり、屋根を芝生で覆ったり、
用途地域がイエローゾーンの土地を選んだこともそうです。

どれも「普通」とは少し外れている選択で
当然、前例が少ないぶん不安もありました。

「これで本当に良かったのかな」と
迷う日もありましたが、今、こうして
1年暮らしてみて感じるのは、

結局は自分たちが
どう暮らしたいかということが
何より大切だということ。

家は、「正解」を追い求めるものではなく
「自分たちらしさ」に耳を澄ませることから始まると
身をもって実感しているような日々。

これからも、家族の変化にあわせて、
この家もまた育っていくのだと思います。


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渡邊

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