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伊丹市「ひとまの家」足場が外れました

|足場がはずれた家

工事が進むたびに変化していく建物の表情。
伊丹市で建築中の「ひとまの家」、
先日いよいよ足場が外されました。

図面では何度も確認し
模型でも検討した建物ですが、
こうして実物が外の光を受けて
街並みに溶け込もうとする姿を見ると、
毎回違う感動があります。

特に「ひとまの家」は
近隣が密集した敷地ということもあり
周囲との距離感やボリューム感が
とても大切なテーマでした。

無理に主張せず、でも確かに佇む家。
そのバランスがようやく輪郭を持ち始めています。

写真は今年の春。模型をご覧いただいた日が懐かしい。


|2階リビングという選択

「ひとまの家」は2階リビング。
近隣との距離が比較的近い住宅街でしたので
1階リビングでは冬場の日差しがあまり入らず
私たちがご提案したのが「2階リビング」。

2階に上がった瞬間の空間の広がり。
小さな空でも、近く感じられる空でも
その広がりは暮らす人に大きな安心と開放感を与えてくれます。

また、そんな空間だからこそ
天井の高さや梁の見せ方
そして光の入り方を丁寧に考えました。

住宅街であることを意識しにくい
やわらかい距離感のある暮らし。
ここで過ごす時間に、心がすっと
整っていくような空間をめざしました。

天井高さも細かく検討して調整しています。


|畳リビングで過ごす時間

今回のリビングは畳敷きです。
床に対して自然と座ったり寝転んだり、
居場所が自由に決まっていく畳の良さ。

ソファを置くと決まる「座る場所」。
さらに畳がそこにあることにより、
座る・寝転ぶ・寄りかかる・遊ぶ…
その時の空気で、姿勢や距離が変わります。

家族がくつろぐ場所だからこそ
めいっぱいのんびり過ごせるように。
そんな思いを込めて居場所づくりをしました。


|外構打合せという大切な工程

足場が外れてから実施した外構打合せも。

建物だけを設計するのではなく
外構も深く暮らしに影響すると考えているため
シーエッチでは外構計画もご提案しています。

今回特に意識したのは、

  • 庭で過ごしやすい塀の高さ

  • 縁側に座ったときの圧迫感のバランス

  • 2階リビングから見える植栽の位置と高さ

という点。

住宅街で人通りもあるため
「建物の中が見えないようにしたい」から
高い塀にすればいい、ということではありません。

道ゆく人に圧迫感を与えないこと。
室内に光や景色をとりこめること。
それでいて、風や視線の抜けは心地よく残す。

その絶妙なラインを、
現地で立ったり座ったりしながら
お施主様と共に高さを確かめていきました。

縁側に腰を下ろすと、
家の中と外がひと続きになる感覚があります。
だからこそ、植栽の位置や枝葉の広がり方まで
イメージすることが大切です。

今回は特に2階リビングでしたので
せっかく木を植えるのであれば2階から
どのように緑を感じることができるのか
そういった点でも細かく打合せをしました。

植木の高さに見立てて棒状のスケールを立て
どんな枝葉が見えるようにしようかという点を
台所、食堂、それからリビングから確認しました。


|植栽選びの旅へ

後日、神戸市北区にある植木農園へ
お施主様と一緒に訪れました。

写真や図面、スケッチだけでは
決めきれないものがあります。
樹形、色味、葉の揺れ方、枝ぶり。

一本一本に個性があり
「この家に似合うのはどれだろう」と
探す時間は、とても楽しい作業です。

農園の広い空気の中で、樹木に触れながら
「この木の前で季節を感じたいね」
「2階から見たときの影の落ち方がきっときれい」
そんな会話を交わしながら、一本ずつ丁寧に選んでいきました。

やがて植栽は、家の完成後
暮らしと時間をつくる存在になります。
そのスタート地点を共有できることは、
私たちにとってもうれしい時間でした。


|家が、家族の時間とともに育っていく

足場が外れても工事は続きますが、
家づくりの終盤にはいつも特別な空気があります。

「これからこの家でどんな時間が生まれるのだろう」

図面だった線が空間となり
それを大工さんや職人さんが形づくり
お引渡しを迎え、生活の舞台となります。

それを見届けられることは
何度経験しても心が温かくなります。


|完成見学会のご案内

伊丹市「ひとまの家」は、まもなく完成を迎えます。
そして今回、お施主様のご厚意により
完成見学会を開催させていただくこととなりました。

完成見学会 伊丹市「ひとまの家」
■ 日時:2026年1月10日(土)・11日(日) 10:00-17:30
■ 形式:完全事前予約制・各枠60分の入替制
■ 敷地面積:86.84㎡(26.26坪)
■ 延床面積:87.02㎡(26.32坪)

👉 完成見学会ページはこちら


日当たりや視線、敷地環境を読み込み
【どう暮らすと心地いいか】を
丁寧に考えてつくった家です。

特に今回の敷地は、周囲との距離が近い住宅街。
その中で、外へ閉じながら内にこもるのではなく
光・風・視線のバランスを整え、
心地よい抜け感をつくること
がポイントでした。

塀はただ隠すためではなく、
植栽はただ飾るためではなく、

暮らしとまちなみ、そして家族の時間を
やわらかくつなぐ存在として計画しました。

見学会では、実際に座り、歩き、
視線の高さを感じていただけます。

「この距離感なら落ち着く」
「ここに緑があると視界が豊かになる」
そんな気づきがきっとあるはずです。

シーエッチの木の家、ぜひご体感ください。
私も今から完成を待ち遠しく思っています。

watanabe2.jpgのサムネール画像のサムネール画像
渡邊


*宝塚の木の家・シーエッチ建築工房TOPページはこちら*
*資料のご請求はこちらから

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