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2026/08/23
三田市「稜線の家」上棟から2か月
我が家の夏休み
今年の夏休み、いよいよ芝刈り機を買いました。
娘と夫が遊んでいる隙に草屋根に上って芝刈り。
と、思ったら。
「いっしょ、いくー!」と言って
夫と共に屋根にやってきました。
子が屋根にいる間は
芝刈り機を使えないので中断するのですが
ササっと終えたい私の心なんて知らず
ふかふかの芝生に埋まりながら楽しそうに遊んでいました。
(時々ご心配の声をいただきますが、娘の視線の先にはしゃがんだ夫がいます)
こうして季節が巡るたびに
家の中だけではなく、庭や草屋根も含めて
その時々の暮らし方が生まれていきます。
子どもが小さい今だからこその過ごし方もあれば
これから先、家族の成長とともに変わっていくこともあるでしょう。
そんな姿を見ながら、改めて思ったことがあります。
家は、完成した瞬間に「完成」するものではないのかもしれません。
そこに暮らす人が、季節を重ねながら少しずつ自分たちの暮らしをつくっていく。
そのための場所をつくることが
【家づくり】なのだと思います。
今、三田市で工事を進めている「稜線の家」も
少しずつその「暮らし」が見えてきました。
上棟から、2か月
「稜線の家」が上棟を迎えてから
早いもので既に2か月が経ちました。
上棟を終えた現場では
構造金物も取付き、耐力壁や窓も施工され
少しずつ空間の大きさや部屋のつながりが分かるようになっています。
図面を見ながら打合せをしていた頃とは違い
今は実際にその場所に立つことができます。
「ここが長時間過ごす場所」
「台所に立つとこんな景色」
そんなことを、図面ではなく身体で感じられるようになってきました。
そして、このタイミングだからこそできる打合せがあります。
現場で確認する、電気のこと
上棟式の翌週、お施主様と電気の打合せを行いました。
コンセントやスイッチ、照明の位置などを一つひとつ確認していきます。
電気の位置は、図面上でももちろん検討できます。
けれど私たちは、全ての物件のおいて現場で確認します。
実際の場所に立ってみると
図面を見ているだけでは
分からなかったことが見えてくるからです。
例えば、スイッチの位置。
図面で見た距離感と、実際の空間での距離感は
はじめて家を建てるお施主様にはわかりにくいもの。
完成してからお困りになることがないよう
骨組みの中で最終確認をしていただいてから
電気配線の工事にGOを出します。
家具を置いたときのことを考えれば
コンセントの位置を少し変えた方がよいことも。
照明についても同じ。
天井の高さや窓の位置、
部屋の広がりを実際に感じながら考えることで
図面だけでは想像しにくかったことが具体的になっていきます。
だからこそ、現場でお施主様と共に
確認する時間を大切にしています。
上棟した頃は建物をぐるりブルーシートで覆っていました
家具も、実際の空間の中で
家具についても打合せを行いました。
単に「どう作るか」を考えるものではありません。
どこに座るのか。
窓の外には何が見えるのか。
どのくらいの距離感なのか。
高さは?巾は?材種は...?
図面の中では分かりにくいことも
実際の空間に立つと、ぐっとイメージしやすくなります。
「ここにソファが来ると、どんなふうに見えるだろう」
「この大きさなら、家族がここで過ごしても窮屈にならないだろうか」
そんなことを確認しながら、一つずつ決めていきます。
造作家具の奥行きや高さで
暮らしや使い勝手は大きく変わります。
だからこそ、現場で1つずつ確認してから
こちらも制作に進むようにしています。
今の様子。間もなく外壁と軒裏のピーリング施工。
ウッドデッキにも屋根を
そして今回、ウッドデッキに
屋根をかけることも決まりました。
ウッドデッキは、家の中と外をつなぐ場所。
いわゆる「中間領域」と呼ばれるところ。
そこに屋根をかけることで、
日差しの強い日や少し雨の降る日にも、
外の空気を感じながら過ごせるようになります。
完成した家で、どんな時間を過ごすのか。
いつ、外の空気を感じながら過ごすのか。
夕方、家族でお茶を飲むのか。
雨の日に、軒下から景色を眺めるのか。
まだ決まっていない
未来の暮らしを想像しながら、
住まいの細かな部分を少しずつ整えていきます。
「決める」のではなく「確かめる」
家づくりでは
たくさんのことを決めていかなければなりません。
コンセントの位置。
照明の位置。
造作家具のこと。
ウッドデッキの屋根。
一つひとつを考えていると
家づくりは「決めること」の連続のように
感じるかもしれません。
けれど私たちが大切にしているのは
ただ決めていくことではありません。
実際の場所に立って
見て、感じて、確かめること。
図面の中では正解に見えていたことも
実際の空間に立って空間を眺めると
「もう少しこうした方がよい」と気づくことがあります。
反対に、図面だけでは少し気になる点も
現場に立ってみると「これなら大丈夫」と思えることもあります。
実際に暮らす家で、実際に感じて、考えてみること。
とても大切だと思っています。
家ができていくことと、暮らしが決まっていくこと
上棟の日には
まだ柱と梁が中心だった「稜線の家」。
そこから2か月が経ち
建物ができていくのと同時に
そこでの暮らしも少しずつ具体的になってきました。
それぞれの打合せは
一見すると細かなことのようですが
そのひとつひとつが、これからの暮らしにつながっています。
家をつくることは
建物をつくることだけではありません。
そこでどんな時間を過ごすのか。
家族がどこに集まり、どこで一人の時間を過ごすのか。
窓の外に広がる景色を、どんなふうに暮らしの中へ取り込むのか。
そうしたことを一緒に考えながら
少しずつ「このご家族の家」になっていくのだと思います。
この景色を丸ごと取り込んだ家がとても楽しみです
稜線の家、これから
三田市「稜線の家」は
これからさらに工事が進んでいきます。
今はまだ想像の中にある風景が
少しずつ現実のものになっていきます。
そして、完成したその日から、
今度はご家族の暮らしが始まります。
我が家で娘が
草屋根の芝生に埋まって遊んでいたように。
家はそこで暮らす人によって、少しずつ
その家らしくなっていくものなのだと思います。
窓から見える山の稜線。
ウッドデッキから感じる季節の変化。
家族が集まる場所。
それぞれの場所で過ごす時間。
そんな日々を受け止める住まいになるように。
これからもチーム一丸となって施工をすすめていきます。![]()
渡邊
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