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2026/07/11
芦屋市「暮笑庵」いよいよ完成へ
上棟から半年、いよいよ完成を迎えます
昨年の上棟のご報告から、およそ半年。
骨組みだけだった建物は、たくさんの職人の手によって
少しずつ形を整え、いよいよ完成を迎えようとしています。
現場へ足を運ぶたびに
少しずつ変わっていく風景を見てきました。
柱や梁だけだった空間に壁ができ
屋根がかかり、窓が入り、左官の壁が仕上がり
建具や家具が納まり、暮らしの気配が少しずつ宿っていく。
家づくりの時間は、いつも不思議です。
図面の上では見えていたはずのものが
実際の空間として立ち上がってくると、想像を超える発見があります。
光の入り方、風の抜け方、窓の向こうに見える景色。
そして、人がそこで過ごす姿までが、少しずつ見えてくるようになります。
「暮笑庵」もまた、そんな時間を重ねながら、完成の日へと近づいています。
《高低差を活かした外構工事がはじまりました》
暮らしの居場所が点在する家
この住まいは、ひとつの大きな建物ではありません。
二階建ての母屋があり、畳敷きの離れがあり、小さな駐輪小屋がある。
それぞれが庭を囲むように点在しながら、ひとつの住まいをつくっています。
家の中だけで暮らしが完結するのではなく
庭へ出たり、離れへ移動したり、
外の空気を感じながら場所を行き来する暮らし。
今日は縁側で過ごそう。
今日は離れで本を読もう。
子どもたちは庭を走り回り、大人は軒下でお茶を飲む。
そんなふうに、
暮らしの居場所がひとつではなく
いくつも散りばめられている住まいです。
「庵」という言葉には
肩肘張らない住まいという意味があります。
そして、この家には「笑」という字を添えました。
誰かが笑い、誰かが集い、
日々の暮らしの中に自然と笑顔が生まれる場所になってほしい。
そんな願いを込めて名付けたのが、「暮笑庵」です。
《離れから庭を臨む》
外構工事が始まり、建物が風景になっていく
建物の工事が終盤を迎えると、現場は少し静かになります。
けれど、その頃から始まる外構工事によって
家はもう一度大きく表情を変えていきます。
庭ができる。
アプローチができる。
石が据えられ、土が入り、植栽の位置が決まっていく。
すると、それまで「建物」だったものが
少しずつ「住まい」へと変わっていくのです。
外構は家のお化粧のようなものだと感じます。
もちろん、建物だけでも十分に美しい。
けれど、外構が整うことで、
その家らしさがより際立ち、表情が生まれます。
服を着て、髪を整え、最後にお気に入りの靴を履いたときのように
その家にぴったりの景色が出来上がっていく。
最近の現場へ行くたびに、そんなことを感じています。
外構工事が進むにつれて、「暮笑庵」は更に魅力を増してきました。
《建物の点在で生まれる奥行き》
この土地が持っていた奥行きと高低差
今回の敷地は、道路との高低差があり
奥へ向かってゆるやかな広がりを持つ土地です。
初めて現地を訪れたときから、その地形がとても印象的でした。
平らに整えられた土地ではなく、もともとの地形が残されていること。
手前と奥で景色の見え方が変わること。
そこには、この土地だけが持つ魅力がありました。
そして今、道路側の擁壁や
駐車スペースが形になり始めたことで
その魅力がより一層際立っています。
敷地に立つと、手前から奥へと
視線がゆっくり伸びていくのがわかります。
地面の高低差によって
建物が少しずつ姿を現し、
その先に庭や離れが見えてくる。
一度にすべてを見渡すのではなく
歩きながら少しずつ風景が開いていく感覚があります。
それはまるで、小さな集落の中を歩いているようでもあります。
「この先には何があるのだろう。」
そんな期待感を抱かせてくれる風景です。
建物を設計するとき
私たちはその場所が持っている魅力を
どう生かせるかを大切にしています。
《小屋の足場を解体しています》
完成は、建物だけではなく風景が整うこと
家づくりの完成とは、
建物が出来上がることだけではありません。
建物と庭がつながり、空と緑がつながり
その土地らしい風景が生まれる。
その瞬間がとても好きです。
道路から眺めたときの奥行き。
敷地の高低差によって生まれる立体的な景色。
そして、それぞれの居場所がゆるやかにつながる暮らし。
図面では描き切れなかった魅力が、今、現場にはたくさんあふれています。
《完成イメージ》AIにて加工
来週末、完成見学会を開催します
完成まで、あと少し。
来週末には、「暮笑庵」の完成見学会を開催いたします。
写真では伝わりきらないことが
この家にはたくさんあります。
敷地に立ったときに感じる奥行き。
高低差が生み出す景色。
建物と庭のつながり。
そして、
居場所が点在することで生まれる
どこか懐かしく心地よい空気感。
ぜひ現地で、この住まいの風景を
体感していただければ嬉しく思います。
上棟から半年。
たくさんの方の手によって育てられてきた
「暮笑庵」が、まもなく完成を迎えます。
「暮笑庵」完成見学会 2026/7/18(土)19(日)20(月/祝)
https://www.ch-wood.co.jp/event/completion/kinoie_ashiya_kengakukai?post_id=24275
皆さまにご体感いただけることを楽しみにしております。![]()
渡邊
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