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2018/12/17
木の家のお手入れ【障子】@宝塚
シーエッチ建築工房の注文住宅では
和の空間をご希望の方には
障子をご提案しております。
障子は、やさしい光を通しながらも
意外と断熱性能もあり、
木の桟のデザインの特性で
さわやかで洗練された空間を
演出してくれます。
そんな障子は、
和室の出入り口建具として
はもちろん、
カーテン代わりとして、
部屋の間仕切りとして、
室内窓として、
重宝します。
障子紙はデリケートな素材なので
子どもが元気に動き回ったり、
掃除の際に あっ!
と破れてしまうことはよくあります。
一般的な和紙よりも敗れにくい
強化障子紙を
選ばれる方もいらっしゃいます。
私は、和紙の質感が好きで
季節ごとに障子の貼り替えを
する暮らしに魅力を感じていて
和紙を選びました。
先日、わが家でも
家族で障子の貼り替えを
してみました。
とても簡単にできたうえに、
子どもも喜んで手伝ったので
楽しいイベントになりました。
貼り替えをご検討の方は
参考になさってください。
■用意するもの
・敷物 (新聞紙やレジャーシートなど)
・はさみやカッター
・ものさし
・水スプレー
・障子のり (市販品)
・ヘラ (市販品 のりづけ部分を
最後におさえるためのもの)
①まず障子の桟(さん)を持ち
真上に押し上げて
下の敷居からはずす。
破れた紙をカッターでやさしく
切り取ります。
桟(さん)に残った和紙に
水スプレーをかけ、剥がします。
かけてすぐこんな風に
かんたんに剥がれます。
障子のり は でんぷんでできている
自然素材の接着剤なので、
小さなお子様に安心して
お手伝いしてもらえる作業です。
そして、新しい紙を貼ります。
あらかじめカッターで幅に切っておきます。
職人ではないので、
最初はすこしくらい歪んでも気にせず
どんどん進めてみましょう。
障子のりを、桟(さん)にまっすぐ塗布
(のりの口先にまっすぐ塗装ガイドがついて
いるものは便利です。)
壁にそっともたせかけた状態でスタンバイ。
紙の上端を両手で持ち、
紙の重力にまかせて垂らすようにして
位置をキメるのが、しわにならずに
貼るポイントです。
※ 写真のドット柄は子どもの趣味です(^^♪
薄めの美濃和紙です
貼り終わったら、水スプレーをシュッとひと吹き。
一度湿らせることで、乾くと同時にピンと張り
仕上がりがより綺麗になります。
障子の貼り替えは雨の日に向いています。
和紙は湿気を吸収する特性があるので
最後の水スプレーの手間がいりません。
翌日もし晴れたなら、
お日様をあびてピンと
張った新しい障子紙が、
和室にやわらかい日差しをとりこんで
くれます。
私はこの瞬間が大好きです。
みなさんも、障子が破れたときには、
一度貼り替えにチャレンジしてみてください。
シーエッチ建築工房のOB様には
障子紙( 60×90センチ) を
1枚180円(税抜き)で
販売しております。
お気軽にご連絡ください。
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