ブログ
2020/07/05
渡邊のお気に召すまま:庭のもつ意味
こんにちは。
スタッフブログの中で、なんだか私の
更新頻度が高い気がしています。
設計の渡邊です。
さて、更新頻度がなんとも多いので
社長のメルマガのように今日は
私、渡邊が思うことをつらつらと
書いてみようと思います。
《 テーマ:庭のもつ意味 》
さて、みなさんにお聞きします。
庭のもつ意味ってなんでしょうか。
家づくりを考えているときは
みなさん陽の入りや、風のとおりは考えられるのですが
樹木を取り入れることも考えてみてください。
カーポートやアプローチ、デッキなどと
関係性を考えながらつくると
無駄にならない植栽計画ができます。
1.アプローチのこと
例えば、こちらのお家。
アプローチに植栽をふんだんに植えて
小道を作りました。
ただいまーっと家に帰ってくるとき
木陰の下を抜けていくのは
素敵だと思いませんか。
こちらのお家のアプローチは
建物に対して北側になるのですが
こういう敷地の場合、町並みを見ると
ついつい南を広くとるために
北側は車を停められる最低限の奥行で
建物を建てているケースが多いと思います。
ですが、そうではなく
玄関まで「あえて」遠回りをする
そんなアプローチも計画しています。
もちろん、これをすることで
必要なお部屋がとれなくなっては問題ですが
日々がちょっとわくわくする、
ナチュラルなアプローチを心掛けています。
こちらのお家の旦那様も
朝早くから水やりをされているのですが
ご近所の方から「いい庭ですね」などと
お声がけをされたり、ご近所との
素敵なコミュニケーションを
とられているそうです。
2.ウッドデッキのこと
それからこちらは、
敷地に元々生えていた植木を活かし
ウッドデッキを作った例。
それこそ住宅街に建つ家なので
近隣がすぐ近くに迫っていますが
植木がちょうど良い目隠しを
してくれています。
ウッドデッキを作るとき
気を付けた方がよいこととして
「使えるデッキを作る」ことです。
実は、友人からも聞くのです。
「バーベキューをするために
広いウッドデッキを作ってもらったけど
視線が気になってバーベキューどころではない」と。
そうならないためにも
植木の役割はとても大切ですね。
(植木以外の方法もありますが)
こういう敷地で、
よくご相談されることがあります。
「お隣への落ち葉が気になります」。
確かに、それはありますね。
でも、個人的にきれいだなあと思う町並みは
どこか区画がきっちりしすぎずに
町に緑があふれているのです。
どのお家も敷地いっぱいにいは建てずに
敷地のなかに余白を設けて建物を建て
その余白の部分にお庭をつくって
町を彩っている気がします。
3.敷地の緑をとりこむ
そう、こんなこともできます。
元々敷地にあった緑をとりこみながら
新たに緑を植えてなじませました。
植えたときはまだ小さな細い木もありますが
年月が経ち、家がもっと周囲になじむころには
敷地のまわりが小さな森になるのです。
なんとも素敵だと思いませんか。
私自身「新しいもの」に興味がなく
「古くなる」ことに魅力を感じる性格で、
といっても古くとも用途は必要なので
例えるなら古民家のような、
古くなるほどに味わいを増す
そんなものがとても好きで
シーエッチで家づくりをしています。
先月、
インスタライブで対談させていただいた
ひまわり工房の東さんや
コアー建築工房の田深さんとは
学生時代に「古民家族」という団体で
茅葺き古民家の再生に携わっていました。
4.庭を大切にした家で暮らすこと
と、いうわけでここからは
そんな家で暮らす様子をお届けします。
このブログの一番はじめに
掲載させていただいた写真もそうですが
木の家と植栽、人と町の関係性を
とても大切にしているのがシーエッチの木の家です。
お庭に面した縁側に座って
のんびり遊ぶ子どもたち。
余白になる敷地の部分に
プランターを置いて家庭菜園。
この葉っぱと花は、ミニトマトですね。
お庭のまわりの探検、楽しそう。
写真右下、ホースから出た水で
虹がでていますね!
と、こんなふうに
お庭をしっかり作ることで
空間を豊かにすることができ
もちろん、室内にいても
夏の陽差しを遮ってくれたり
落葉樹にすれば冬は陽をとりいれて
時には木漏れ日や
花や紅葉を楽しんだり。
暮らしをとっても豊かにするのが
お庭なのではと私は思います。
家づくりをするお施主様も楽しく
町も豊かにするので、ぜひ外観とあわせ
外構計画にもこだわってみてください。
今日は、このあたりで
おしまいにしようと思います。
最後まで読んでくださって
ありがとうございました*
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