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2021/02/18
耐震等級と偏心率について
こんにちは。馬場です。
先日東北でまた地震がありましたね。
備えはしているつもりですが、
ふと、防災セットの中のモバイルバッテリーを
充電していたかな…。と不安になりました。
いや、その前にどうやって使うんやっけ…。
と使い方をすっかり忘れていて。
確認するとすぐに思い出しましたが、
災害時、ただでさえ不安な時に使い方が
わからないなんてことになったら
大変ですよね。
防災セットの見直しをすこしずつ
やりたいなと思いました。
そして、家づくりにおいても
地震に対しての備えは大切ですよね。
シーエッチの木の家は全棟において社内で
構造計算を実施し、〔耐震等級3〕の
基準を満たしています。
それ以外にも原則、〔偏心率〕0.12以下、
耐力壁を建築基準法の2倍以上設ける、
などの社内独自の基準を設定しています。
耐震等級については現在、
等級3が最高基準となっており、
聞かれたことがある方も多いと思いますが、
〔偏心率〕については
聞きなれない方が多いのではないかと思います。
この偏心率というのは、
建物の重心と剛心のずれの程度を表すもので、
偏心率が0であればずれがまったくない
ということです。
木造住宅においては偏心率は0.3以下と
建築基準法で定められています。
ではその重心と剛心についてです。
建物には重さの中心の「重心」
と地震などに耐えようとする
建物の強さの中心の「剛心」があります。
(※株式会社インテグラルHPより参照)
地震などで建物に力が加わったとき、
その力は「重心」に強く伝わりますが、
建物の一番強い部分は「剛心」であるため
「重心」と「剛心」が離れていると
そこに「ねじれ」が生まれ、建物が損傷する
可能性があります。
ですので、この偏心率を下げるために
耐力壁などをバランスよく配置し、
重心と剛心を近づけることが大切になります。
なんだか難しい話になりましたが、
長く、安心して暮らしていただけるように
と耐震等級3の中でも偏心率は0.12以下にと
社内基準を定めているというお話でした。
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【完成見学会情報】
■ 2月20日(土)・21日(日)・22日(月)・23日(火)
明石市「ぐるぐる回る平屋のお家」29.51坪
https://www.ch-wood.co.jp/event/completion/kengakukai_akashi_hiraya
ぐるぐる回遊できる動線と
平屋ならではの家事動線が魅力。
全日程で空席はあと3枠となりました。
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こんな構造の難しい話はわからないなーという方も
数値では表せない居心地のよさを
実際に体感していただけたらいいなと思います。
馬場