古民家移築・再生

古民家移築レポート

いよいよ建物最終仕上げ工事の左官と塗装に入りました。 まずは左官です。外壁・内壁共に、今回は漆喰塗りで仕上げます。(漆喰は防火性に優れて おり、昔は財産を守るため蔵に使われてきました。また、湿気を吸収・調節するので、カビ の発生を抑制する性質があります。) 初めは漆喰の色作りからです。本来なら白の漆喰に色粉を混ぜて決めるのですが、思った色味を出すのはなかなか難しく、何度もサンプルを作る作業を繰り返しました。 ようやく色が決まり、まずは外壁の塗りから始めました。まずは下塗りをし、次に砂漆喰を 中塗り、最後に仕上げの漆喰を塗る、という行程を経て、やっと外壁の仕上がりとなります。 そしてここが左官屋さんの腕の見せ所!というのも漆喰の短所は乾燥後の収縮率が高いため、ヒビが入りやすくなってしまうこと。それを解消するために、中塗りに砂等を混ぜたり、 スサを入れ、塗りの回数を増やすなど工夫してヒビ割れを防ぐのですが、そんな行程を繰り返しながらも"決して塗りを厚くせずに薄く仕上げる"ことこそが腕利き左官の証でもあるのです。今回もさすが!!といった具合にいつもお願いしている左官屋さんが、ヒビのない美しい塗りで、古民家の顔ともいえる外壁一面を見事に仕上げてくれました。

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