「誰と家づくりをするか」を決めるまで
家づくりの中でこの選択が最も重要と考えていたので、工法のこと、断熱のこと、幅広く検討していました。「衣・食を選ぶのと同様に住まいも見た目や価格だけで判断したくない。それらはもちろん大切だけど、それ以上に居心地がいい家、自然素材で建てられる家にこだわりたい」と思っていました。
また、いくら工業化されているとはいえ、結局は人がつくるもの、大工さんの顔が見えるところにお願いしたいと考えていました。色々と探すうちに兵庫県産材ローンのことを知り、この制度を利用できるところにお願いしたいと考えましたが、なかなか自分の希望がすべてかなえられるところは見つかりません。ようやくCHさんのホームページに出会ったときの第一印象は全体のバランスがいいな、というものであまり広報をされていないのも好印象でした
資料請求をすると社長さんから「事務所きませんかーー?」とお電話をいただき、お邪魔したことがCHさんとの家づくりの第一歩でした。
休日の静かな事務所で社長さんの家づくりにかける思いをお聞きし、主人も共感したようでした。
その後OBさん宅の見学会にお邪魔し初めてCHさんの建てた家を見たときに、家全体に人の手の温もりを感じました。今住んでいるマンションとは明らかに違う。家は人が丁寧につくりあげてこそできあがるものなんだな、と改めて実感しました。
CHさんにお願いしたい気持ちが高まり、「長方形の土地で、シンプルボックスが入らない」と具体的な話をすると浪江さんから「その方が設計士としてやり甲斐があります」と言われCHさんと家づくりをしようと心を決めました。できあがったものを「作品」と呼ぶ人にはお願いしたくない、とは思っていたのですが、初対面の浪江さんは私たちの話をよく聞いてくれた上で設計をしてもらえそうな信頼できる気がしたのです。出会いからほぼ1年経ちますが、この直感は間違っていませんでした。