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2020/07/20
お引渡しで伝えたいこと
現場監督の徳毛です。
今日はお引渡しで伝えたいこと。
6月、7月で「2度目のリノベの家」「木の家で暮らすマンションリノベ」のお引渡し、そして来週「つなぐ家」のお引渡を控えています。
お引渡しでは、器具類・サッシ・建具等の取扱い説明をさせていただきます。
もちろん木の家特有の注意点・メンテナンス方法も説明させていただきます。
その中でも私が一番お客様に伝えたいこと。
それは「メンテナンスが多くなる=家の品質が低い」ではない。ということです。
住宅建材は日進月歩で次々と高性能・メンテナンスフリーを謳う製品が世に出ています。
CHで使う材料の中にも機器類はそのような製品を使用しますが、建材は基本的には↑とは逆を行く材料を使用しています。
国産の杉・桧をはじめとする無垢材、珪藻土・漆喰などの左官材、焼杉、自然塗料・・・
決して「メンテナンスフリー」ではありません。
日本人が昔から使用してきた材料を使っています。
そして、これらの材料には、新建材のような大量生産・画一的な製品にはない風合いや個性、質感があります。
(私は日本人のDNAの中には、これらの材料を懐かしむ性質あると勝手に思っています。)
新建材を真っ向から否定するわけではありませんが、我々が創る豊かな空間にはこれらの自然素材が必要不可欠です。
どんな家にも引き渡し後のメンテナンスは必要ですが、自然素材を使用している家はメンテナンスの頻度が多くなる。
と、いうことを必ずお客様にはお伝えするようにしています。
自然素材を使う工務店として、自然素材を扱うプロとして、お客様の「家守り」になる責任感を感じることが大切なことであると思っています。
徳毛