ブログ
2020/06/21
「住宅は第三の皮膚である」
こんばんは。
日曜の夜の女、渡邊です。
一昨日の更新をひきずってます
すみません。笑
さて、表題のことばを
聞かれたことはありますでしょうか。
「住宅は第三の皮膚である」
これは、建築家の
フンデルトヴァッサーが提唱し
第一から第五の皮膚までを考えながら
住宅の提案をしていました。
余談ですが彼の本名は
フリーデンスライヒ・レーゲンターク・
ドゥンケルブント・フンデルトヴァッサー。
あまりにも長いので省略して
フンデルトヴァッサーと書かせていただきます。
聞きなれない名前でしょうか。
でも大阪の人はこの写真の場所を
なんとなくご存じかもしれません。
大阪、舞洲にあるごみ処理施設。
これを設計したのがフンデルトヴァッサーです。
さてさて、「住宅は第三の皮膚である」としながら
彼が最も大切にしていたのは第五の皮膚でした。
■ 第一の皮膚:自分の皮膚
■ 第二の皮膚:衣服
■ 第三の皮膚:住宅
■ 第四の皮膚:社会環境
■ 第五の皮膚:地球環境
この5つです。
ここで、彼の話は置いておいて。
私がブログに書きたいのは第三の皮膚の話。
先日体感したことなのですが
雨の日。雨合羽を着て自転車に乗り
会社に出勤してきました。
合羽の中は雨や汗の湿度がいっぱい。
ですが合羽は湿気を通さない素材なので
肌が蒸れてとても気持ちが悪かった。
これが、住宅でも起こっているのです。
私がいま暮らしているのは
和室のある3LDKの賃貸マンション。
梅雨時の床はぺたぺたして気持ち悪く、
換気扇をまわしても湿度が抜けず
ずっとラグの上か和室にいる始末。
一般的な複合フローリングや
ビニールクロスのお手入れが楽なのは
合羽が泥水などで汚れても洗える点と似ています。
代わって綿や麻のシャツは
泥水が飛ぶと汚れがとれにくいですが
肌が蒸れずにとても快適。
これこそが自然素材の家の気持ちよさなのです。
たとえ汚れても私はこれが好き。
つい気持ちがよくって
遊んでいるうちに寝てしまう無垢の杉の床。
珪藻土のやさしい風合いと
素材のもつ調質性。
三和土の土間は夏場さらっと。
畳はもちろん国産(熊本)のイ草。
天井の仕上げも紙のクロスや杉板張り。
もちろん、工場で作れない素材たちは
コストもそれなりにかかってきますが
せっかく建てるお家なのであれば
心地いい素材を選んでほしいのです。
戸建て新築でも、リノベでも、マンションリノベでも。
「住宅は第三の皮膚である」。
覚えておいてくださいね。
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