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三田市「暖・談・段・毯の家」お施主様と梼原へ
こんばんは。渡邊です。
2週間ぶりのブログの更新になってしまいました。
すっかり暖かくなってきましたね。
私は宝塚南口駅の近くに住んでいるのですが
駅のまわりのしだれ桜は少しずつ咲いてきました。
春は大好きなので嬉しく思いつつも
冬の寒さが名残惜しい日々です。
さて、先週、ブログが書けなかった日曜日
私はお施主様2組と、梼原町へ行っておりました。
とても暖かく、良い天気に恵まれました。
森林組合さんへまず向かい
梼原の森はどんな森で、どんな木が生えて
どんな風に誰が管理している?などと
森のことを教えていただきました。
家につかう木が、どんなふうに育てられているのかを
知れる機会もなかなか無いので、この機会を大切にしています。
(コロナ禍で全てのOB様とは行けていないのが心残りです)
(梼原町森林組合HP▷http://www.yusuhara.or.jp/)
森のことを教えていただいたあと
こんどは製材所をご案内いただきました。
1本の丸太から、柱や梁をとり
その周りの部分もあます事なく、間柱やペレットなど
様々な形に変化しながら使われています。
こちらの、長尺(長い材料)を扱う倉庫では
間もなく建方を迎える、芦屋市「草ぼうぼうハウチュ」の材料も。
(このネーミングについては社長がメルマガで触れていましたね)
そうしてひととおり
どんな風に木が森で育ち
どんな風に加工されるのかを知ってから
いざ!森へ一緒に向かいます!
到着しましたのは伐採場。
これまで丁寧に育てられた木々を
木こりさんが伐って、それが材料になります。
親子で林業をなさっているそうで。
やわらかい笑顔で出迎えてくれました。
いま、目の前で生えている木々が
伐採され、加工されることで材料になる。
どの木がよいか、の選定をしていただきましたが
この写真に写っている木は、どれも樹齢は50年以上。
家1軒では、
柱や梁として100本以上は木の命をいただくとお施主様と話をし
そのスタートにあるのがこの森だということを改めて感じました。
森林組合の方に選んでいただいたのは
それはそれはもう、立派な木。
木々に感謝し、ご主人様に斧を入れていただきました。
せっかくなので、お子さんも。
まだ2歳なので将来覚えてはいないでしょうけど
もう少し大きくなったとき、自分の住む家の木が生える森に一緒に行って、
木々の命をいただいたこと、写真を見返すことでも知ってくれたら嬉しいです。
梼原の森の木は、枝打ちもしっかりされていて
太陽の光が地面に届くように管理されています。
それが故、土が肥えていて、明るい森でした。
斧を入れた木は、木こりさんが機械で切り倒します。
切り株に、その木の枝を差して。ありがとうの記念撮影。
まだフレッシュな状態の杉の葉。
実から花粉がめちゃくちゃに飛んだりして
私はくしゃみが止まらなくなったのですが
この杉の葉、とても良い香りでした。
さて、最後に。
冒頭で「お施主様2組と」と書きましたが
ここまで写真に写っていたお施主様は1組。
実は、もう1組は私共夫婦でして、
この秋着工にて自邸を建てる決意をいたしました。
(恥ずかしながら写真は私と夫です)
また我が家の詳細は改めてご紹介しますが
いま、資金計画やローンで悩み、間取りの検討をしながら
自邸予定地の古家を解体しています。
これからも1軒1軒
お施主様のお家を大切につくると共に
もっとそのお施主様方の気持ちを自身が体感しながら
いい家作りに奮闘してまいります。
改めて、梼原の森はとてもきれいでした。
そして木の命をいただいて木の家ができること、
もっとたくさんの方に知っていただければと思っています。
私はお打合せや図面は書けるかもしれませんが、
家づくりに関して設計以外のことは全くできません。
柱1本に関わる人の数だけでも10名を超え、
家1軒となると、様々な職人さんにご協力をいただき
想像もつかないくらいたくさんの人が関わってようやく建つことを痛感。
梼原町のみなさま、ご案内をありがとうございました。
設計 渡邊
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