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2020/11/26
無垢ってなんなん。
こんにちは。
馬場です。
先日夫に「無垢ってなんなん?」と聞かれました。
一般的な家の床材は合板や集成材を使われていることが多く、
無垢の木に触れる機会が少ない方は
無垢ってなに?と思われる方もいらっしゃると思います。
今日はシーエッチで使用している無垢の床材の
話をしようかなと思います。
無垢材というのは、木を丸太から切り出した
自然のままの状態で使用する木材のことををいいます。
これに対して、薄くスライスした木の板を接着剤で張り合わせ、
板状にした木材のことを集成材といいます。
一般的な床材はこの集成材に木や木目のシートなどを
張り合わせて作られています。
それぞれにメリット、デメリットがあるので
納得いただいてどちらかを選んでいただくといいかと思います。
無垢の床材の魅力はやはり質感や肌触りがよいこと。
木そのものが呼吸しているため、湿気を吸ってくれるので
雨の日も床がさらっとしています。
そして、自然の木の香りがするので
家全体をとても気持ちいい空間にしてくれます。
経年劣化しても味わい深く、
ともに過ごしていく嬉しさを味わうことができます。
一方で、収縮・膨張により反ったり隙間ができることがあります。
傷がつきやすく、水に弱いという一面もありますので
合板や集成材に比べると日々のお手入れが必要になります。
ただこの水分で膨張する特徴から、
ちょっとした傷や凹みを補修することができたりもします。
ちなみにこちらが新築間もない木の家の床
こちらはシーエッチ建築工房の事務所の床
一般的な家とは違い、たくさんの人や物が動いているので
すぐにこんなに傷だらけになるわけではありませんが…。
たくさんの方との出会いと家づくりの歴史を感じます。
傷も家や家族の歴史と考えていただけると
本当にとっても味わい深いです。
一方で合板や集成材の床材は
反りや収縮することが少なく、傷がつきにくいというメリットがあります。
傷や凹みにくい商品もたくさんあるので、
お子さんやペットがいる方、キャスターのある椅子などを
よく使われる方には適しているといえます。
ただ、一度傷がついてしまうと無垢材のような補修ができない
という面があったり、無垢材のような調湿効果は基本的にはなく、
肌触りがあまりよくないといえます。
そして最後に大きな違いは費用です。
無垢材の方がやはり高価になります。
無垢の床材の中でも、木の種類、節の有無によって費用は変わります。
木の種類についてはシーエッチでは
杉やヒノキ、水回りにはヒバを使用することが多く、
節の有無については、
節あり→小節→上小節→無節と節が少ないほどに高くなります。
無垢の床材を体感してみたい!と思っていただいた方は
完成見学会や、シーエッチの事務所にお気軽にお越しください。
もうすぐ事務所の薪ストーブも活躍する季節です!(^^)!
めだかたちもお待ちしております!(^^)!
シーエッチ建築工房の完成見学会については
馬場