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2020/10/13
樹脂窓の熱貫流率について
こんにちは、馬場です。
今日は秋晴れの気持ちいい一日ですね。
今日のような秋晴れの日は
窓を開け放して風を感じながら、景色をみながら
ぼーーーっと過ごすことができる最高の季節です。
シーエッチ建築工房の木の家づくりは
自然と共存する暮らしをご提案していますので
窓から見える空や景色を楽しむために
大きな窓を配置することが多いです。
そこで気になるのは、大きな窓を配置すると
夏の暑い日は日差しが入ってきて暑いんじゃないか、
冬の寒さや結露が心配と思われる方も
いらっしゃると思います。
そこで今日は窓ついて少しお話しようと思います。
シーエッチ建築工房で標準採用している
窓は〔樹脂窓〕といい、
フレームが樹脂でできています。
この樹脂窓は、
〔熱貫流率〕が低いことが特徴で、簡単に言うと
外の気温の影響を受けにくくなっています。
ですのでこの〔熱貫流率〕の
数値が低いほど熱を通しづらく、
断熱性が高いということになります。
夏は外の暑さの影響を受けにくく、
冬は室温が下がりにくく結露しづらい
ということです。
数値で比べてみると…
弊社採用のエクセルシャノンの樹脂窓の場合
熱貫流率は、
1.4w/㎡・k~1.9w/㎡・k
(引き違い窓や縦滑り出し窓、横滑り出し窓
FIX窓、など窓の形によって変わります。)
一般的なアルミサッシの場合の熱貫流率は、
Low-E複層ガラスでも 2.3w/㎡前後
複層ガラスでは 4.6w/㎡前後
単板ガラスでは 6.5w/㎡前後
(メーカーや形によって変わります。)
となります。
これはフレームが樹脂でできていることと
それに加えて、
アルゴンガス入りのLow-Eガラスを
採用しているために低い数値になっています。
〔アルゴンガス〕は空気と比べて
〔熱伝導率〕(熱の伝わりやすさ)が約30%も低く、
窓の断熱効果をより高めているのです。
(※株式会社エクセルシャノンHPより参照)
さらにその中でも
日射熱をカットする遮熱高断熱ガラス
と日射熱を取り入れる高断熱ガラスに分かれており、
夏の暑い日差しは遮りたいけれど
冬の暖房熱は逃がさないように
家の配置による窓の方角によって
使い分けています。
全棟温熱計算を行っておりますので
窓の仕様はすごく影響が大きいと感じています。
もちろん断熱材の仕様や材料の違い
軒の出や庇の出の幅、断熱性能による
暮らしやすさにはいろいろな要素がありますが
今回は窓について少し詳しくお話させていただきました。
馬場