写真とオーナー様からのメッセージで見る「木の住まい」施工事例をご覧ください。

二世帯がつながる 離れの平屋の家

オーナーズメッセージ

家族のこれからを考える 

築40数年になる実家の庭先に、CHさんにお願いして我が家を建てたのが4年前。その時に実家を取り壊し、二世帯住宅にすることも考えましたが、父親は「まだ住めるのにそんな必要なし!」と譲りませんでした。そんな父が亡くなり、母が一人で住む家となったのですが…

 

暑さや寒さもしのぎやすく風通しや日あたりの良いCHさんの木の家に住んでいると、その快適さと比べて目の前の実家の住まいとしての性能や安全性に不安を感じるようになりました。ついこの間まで自分も暮らしていた家なのですが…。平屋建てから増築を重ね2階建てとなり、阪神大震災も何とか耐えた実家でしたが、東側に傾きが激しくなり、床も所々ガタつきや凹みがあり、部屋ごとの段差や、断熱性の悪さから夏の湿気や冬の寒さがひどい状態でした。次に来る大きな地震には耐えられないだろうし、何より高齢者が暮らすには寒すぎる、暑すぎる、段差がありすぎる…とにかく危険すぎる!

幸い、母は今のところ年齢の割にはとても元気で、友人も多く一緒に出かけたり、趣味の洋裁や編み物、庭仕事など一人の時間も楽しく忙しく過ごす日々。けれどもこの先どこまでその生活が続けられるかわかりません。それに高齢になるほど家にいる時間は多くなるはずで、足腰が弱ったり、車椅子になっても安全に快適に過ごせる家へ、まだ母親が元気なうちにしておきたいと考えるようになりました。

 

安心して暮らせる住まいに

まずは母の長年の願いだった風呂場と床を段差解消して床暖房にするリフォーム案でスタートしたのですが、どうせやるなら、あれもこれもこうしたい…の状態に。濱畑社長から「いっそ建て替えというのはどうですか?そうすれば間取りももっと自由になりますし…」と控えめな囁き?もありましたが母も私も、その時はそこまでは思いきれませんでした。家の内部も色々と見てもらって耐震性向上のためにも2階を撤去し、1階部分を減築し平屋建てに戻すことを提案していただきました。

しかし減築となるととにかくモノを減らさなければなりません。タンスなどの家具を処分するために動かしてみると、今まで見えなかった柱や壁の状態から家の傾きが相当なものであることは素人目でもわかりました。こんなに傾き、老朽化で傷んでいる家を無理やりリフォームして大丈夫だろうか?でも生まれ育った愛着のある実家は残したいし、建て替えとなるとやはりコストはかかる…でも部分的に解体してみて深刻な傷みがあったら、その補修でさらに手間とコストがかかるのではないか?なんとなくモヤモヤしながら工事を控え、とにかく不要なモノの処分に追われていました。

 

新築という選択支

いよいよ年明けから工事スタートという段階での12月の打ち合わせで、濱畑社長がものすごく言いづらそうにおっしゃいました。「この期に及んで、いやこれが最後の機会だから言いますが、解体して建て替えということは、もうお考えになりませんか…」大量にあったモノを片付けていくうちに、痛感した家の傷み、傾き…。この言葉をこのタイミングで聞いた時に、「やっぱりその方がいいかも!」と思ってしまったのは、もしかすると社長の策略だったのかもしれません…(笑)。

少しコストはかかるかもしれないけれど、傷んだものの補修よりも、新しく快適なものになる方へコストをかける方が後々よいのではないか…結局、検討したリフォーム案を白紙撤回!一気に建て替えへとファイナルアンサーを出した2015年の年末でした。(その節は本当にご迷惑おかけしました…)

2016年のスタートと同時に、あらためて平屋への建て替え案で仕切り直しました。一日の大部分を過ごす洋裁をするためのミシン部屋が欲しいとか、寝室は畳の和室がよいなどの今のことしか考えない母の要望と、車椅子になった時のために室内完全フラット化やスロープ付ウッドデッキにしたいなど先のことを心配しすぎる娘夫婦の要望の両方を取り入れた、高齢者自身とそれをサポートする側にとっても、安全で快適な平屋のプランを提案していただきました。

 

解体工事と 新築工事で 暮らし方を見直す 

解体工事は少しつらかったですが、解体途中に見えた家の内部は、増築を重ねていたため色々な部分が謎の?構造になっており、やはりリフォームでなく建替えにして正解でした。以前の実家は2階以外はどの部屋も暗かったのですが、同じ敷地に建ったとは思えないほど、日あたりがよく明るい家になったのがうれしいです。さすがCHさんお得意の立地条件を活かしたパッシブデザインです!足腰が弱って外出が難しくなっても、明るい部屋で手芸を楽しんだり、庭や桜並木を眺めたり、家で過ごす時間を安全に快適に楽しめる家になったと思います。

母には、大量のモノの処分や、我が家への4ヶ月の居候生活や、何より愛着と思い出の詰まった家を壊すことまで強いてしまったのですが、ここまでやったからには、1日も長くこの新しい私の実家で元気で過ごしてほしい…せっかく素敵な家になったのだから、元をとるまで?は元気でいてもらわなければ!と思っています。

 

高齢化社会になり、親のためだけではなく、自分の老後のためのリフォームや家づくりが今後増えてくると思いますが、その家に住む人が元気なうちに着手することが大事だと思います。高齢になるほど新しいことに着手するのは億劫になり、住めるからこのままでよい…と放置しておくと段差でつまづいたり、モノばかりが溢れる家になってしまいがち(実は今回私が一番大変だったのは大量のモノの処分でした…)。そのためにも節目節目で自分の住まいや、持ち物(本当に必要かどうか)を見直すことが大切で、そうすることで家も住む人も、元気で長生きできるのではないかと思います。(偉そうなことを言って、自分も実践できていなかったのですが…)

 

梅雨時期の基礎工事に始まり、真夏の暑さの中での工事は大工さん、職人さんの方々には本当にご苦労おかけしました。皆さんに「ちょうどいい大きさだね」「平屋はいいね」と丁寧に作っていただいた素敵な家でこれから始まる毎日の暮らしを母も私も楽しみにしています。

お世話になった全ての方々に心より感謝いたします。

 

ページの先頭へ