写真とオーナー様からのメッセージで見る「木の住まい」施工事例をご覧ください。

はじまりの場所でずっと暮らす家

オーナーズメッセージ

結婚を機に、私が昔住んでいたこの地域で中古の家を買いました。和の雰囲気と古くて味わいがあるものが好きな私は、この家をリフォームしながら住み続けていけたらな、と思っていました。

そんな私達家族がなぜ、シーエッチで新しい家に建て替えることにしたのか…それは今から1年と少し前に遡ります。

 

きっかけ

家を買った時はこれで充分だ、なんて思っていたのに住んでいくうちに急な階段やジメジメ湿気、きちんと閉まらない窓の隙間から遊びに来る虫達、1日に家中を何度も行ったり来たりする家事動線の悪さなど、ほんの些細な事が積み重なって共働きの私の負担になっていました。さらに冬には家の中のあまりの寒さから深刻な病である“慢性こたつから出られない病”を発症してしまい、年々重症化していく一方でした。

耐震も心配だし、いつかなんとかしたい、でももう少しお金を貯めてから…と思っていた矢先に大規模な雨漏りが。その時修理業者さんから言われた「屋根を葺き替えたらあと50年もちますよ」という一言がまさにきっかけになったのです。

この時初めて自分と家の将来を考えました。築30年をとっくに過ぎているこの家が果たしてあと50年ももつのか…自分でも家の歪みが分かるくらいなのに、あと50年ももつとは到底思えませんでした。でも、私達はあと何十年もこの家に住まないといけないのです。結局屋根は葺き替えずに応急処置程度の修理にとどめてもらい、いつか来るかもしれない大地震がきても家が潰れないように、そして家をもっと快適な空間にする為に、もう少し先に予定していた大規模リノベーションを早めに行う事にしたのです。

 

シーエッチの家

シーエッチとの出会いはインターネットでした。リノベーションのページで家の基礎の部分に無数の鉄筋が張り巡らされている写真を見てこの業者さんなら家の構造をきちんと見てくれるのではないか、と思ったのと、どこか懐かしい和の雰囲気がするシーエッチのお家が私の好みのタイプだったという理由で気軽に資料請求をしたのでした。この頃はまだ木の家がいいとかいったこだわりはあまりありませんでした。

では私達がなぜシーエッチの木の家を選んだのか、残念ながらそれをうまく説明することはできないのです。なぜなら、私の頭が考えるよりも先に私の体が「こんなお家に住みたい!」と訴えてきたからです。

資料請求をした後は色々なイベントに参加しました。そこで初めて、OBさんのお宅に訪問した時に感じた木の香りや、深い軒のある縁側に座って感じる風、ゆったりとした時間が流れているような感覚、リビングの大きな窓から見える山と空の景色は今でも忘れる事ができないくらいの心地良さでした。元から自然が好きな私にとって、シーエッチの家は「自然は五感で感じるものだ」という事を改めて感じさせてくれるお家だったのです。

住宅展示場にも行ったのですが、モデルハウスのツルツルとした床を歩いた翌日に2回目のOB訪問に参加し、床の杉板1枚1枚の感触を足の裏で感じた時、ああ、やはりこれだ…と心がほっと落ち着くのを感じたのでした。忙しい日常生活のほんのひとときをこんな家でくつろぐ事ができたらどれほど素敵だろうと、その後のイベントに参加する度にその思いは強くなっていったのです。

 

リノベーションか建て替えか

私達がシーエッチの家について理解を深めていった後は、いよいよ私達のお家の現地調査をしてもらうことになりました。そこで、リノベーションとなると一旦骨組みだけの状態にまでしないといけない事が分かったのです。社長の濱畑さんと担当の徳毛さんの説明を聞きながら家が思った以上にひどい状態だったことに、ショックを受けてしまいました。家の内部は綺麗だったのでこの家は大丈夫では、と思っていたのですが甘い考えでした。この時、家は見える部分より見えない部分の方がはるかに大事だということを痛いくらいに感じたのです。

それでも、リノベーションにするか建て替えにするか数ヶ月間悩みに悩み、建て替えの決断をしたのは “のんびりくつろげる暮らしがしたい” という思いからでした。大幅に家事動線を良くしてくつろぐ時間を確保したい。のんびりできる空間が欲しい。その為にはリノベーションでは限界があるではないか。家は新しくなってしまうけど、木の家は絶対自分好みの味わいのある古いお家になっていくはず。古くなっていく様子を楽しみながら住むのも面白いよね、と思ったのです。決断をした時はまさに清水の舞台から飛び降りる、いやいや大気圏スレスレの所からスカイダイビングをするような気持ちでした。怖くて不安で、でもどんなお家が建つのかめちゃくちゃ楽しみ!ピュ~ッ!(飛び降りた音です)

 

設計図

建て替えが決まりワクワク!楽しみ!という気持ちだけでなく、どこかモヤモヤした気持ちが残り、私の後ろ髪を引っ張っていたのは「庭」の存在でした。3年ほど前にまさかこんな事になるとは思わず庭を自分の理想の空間にリノベーションしていたのです。その庭も自然素材で作られた庭で、これからの経年変化を楽しみにしていた矢先に潰してしまうなんて…。残念で仕方がありませんでした。そしてその気持ちを正直に、設計カードに書いたのです。後日、家の設計図を見て、できれば欲しいと控えめに書いていたくせに実は本気で欲しくなっていた縁側があった時、スタディコーナーや旦那さんの書斎など、こんなに沢山家に収まらないだろうと思いながら要望を出していたものが、コンパクトな家にきちんと収まっていた時、そして…そして何よりも、お気に入りの庭がそのまま残っていた時!この設計図が私達の気持ちを1番大切に考えて設計されたものだということが伝わってきて胸がジーンとなりました。この時は本当に嬉しかったなぁ。

 

家づくりスタート!

10年間過ごしてきた家の取り壊しという憂鬱な時期を通り過ぎた後は、楽しい時間が待っているのみでした。更地になった土地を見て、さあ今から家づくりが始まるんだ、というワクワク感とちょっとの緊張感の中で、和やかに執り行われた地鎮祭。柱1本1本に手間ひまと人の想いがこもっているんだな、と感じた吉野への柱選びの旅。自分達が選んだ大黒柱が建ったことを少し神々しく感じた棟上げ。初対面の家にどこかソワソワしてしまった上棟式。どこまで作業が進んでいるのか見に行くのが楽しみだった毎週末には、大工さんの丁寧な手つきを見ながら他愛もない話をしたり、トンカチや電動のこぎりの音を聞きながら新しい家の新しい景色を見ながらボーっとしたり…気が付くと、新しい我が家はまだ住む前なのに思い出と思い入れがたくさんつまったお家になっていたのでした。

 

バリーン、出陣じゃあ!

打ち合わせが行われていくなかで、我が家では”書斎は本当にいるのかの大戦”、”電気工事の闘い”、”リビング天井の乱”、”造作家具の陣”など怒涛の戦国時代に突入し、私と旦那さんの価値観のズレからそれらの戦いの火蓋が切られたのです。そしてそれは表舞台にも出ていました。ある時は打ち合わせ中に険悪ムードになったり、ある時は無言のまま時間だけが過ぎっていったり…その度に双方が納得できるようなアドバイスをしてくれたり、こちらの気持ちを察してあれやこれやと尽力してくれた設計の浪江さんと現場監督の徳毛さんには本当に感謝しております。特に徳毛さんは…娘にトキメキをありがとうございました(笑)。2人のやり取りを見ながらいつも陰でニヤニヤしていました。

スタッフの皆様とは1年ちょっとのお付き合いですが、もう何年も一緒にいるんじゃないかと思うくらい濃くて楽しいひとときを過ごさせていただきました。

 

最高のご褒美

リノベーションか建て替えかを悩んでいた時、決断をする勇気が持てなくて誰かに背中を押して欲しかった時にそっと押してくれた濱畑さん。その濱畑さんに言われて心の中に残っている「家は人生のご褒美」という言葉。この家は今までの私達のご褒美、そしてこれからの私達のご褒美なのです。その最高のご褒美で何をしようか…。まずは仕事から帰ってきたら1階の和室に倒れこみ、10~15分放心状態になろう。娘が寝る前にスタディコーナーで一緒に絵本を読もう。子供が寝たら縁側で庭を見ながら旦那さんとお酒を飲もうかな…。あれ、旦那さん書斎からでてこないなぁ…。なんて、妄想しながらニヤニヤし、旦那さんの知らないところで雑貨品が入ったダンボールが増えていく毎日です。それと同時に家づくりという工程が終わってしまう事の寂しさも感じてしまい、とても複雑な気持ちでこの手記を書いているのです。あ~楽しい1年だったなぁ、もう終わってしまうのか…しみじみ…いえいえ、今からは何十年も続く暮らしの始まりなんですね。

 

最後に、家づくりに関わってくれた全ての方々に多大なる感謝を申し上げます。自分達はいかに沢山の人達に支えられているかを強く実感した1年間でした。そしてこの言葉で締めくくらせて下さい。“皆様これからもよろしくお願いします”

 

 

※スタッフより

こちらのお施主様は、物騒な戦国時代を過ごされたと記されていますが、実は心のこもったサプライズプレゼントをご主人にされています。

「いつも家族のために仕事がんばってくれている旦那さんに・・・」と、ご主人の書斎のフローリングを、こっそりと、より高級な桧の無節材に。そして桧のカウンター机に変更されていました。

「旦那さんには内緒でお願いします。気づくかな・・・。うひひ・・・」と。

そんなステキなご家族にシーエッチの家を選んでいただいたことに、スタッフ一同感激しております。ありがとうございました。

 

 

 

 

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