写真とオーナー様からのメッセージで見る「木の住まい」施工事例をご覧ください。

阪神町家

オーナーズメッセージ

どんな家に住みたいか

場所については、職場との距離や環境、周囲のすすめなどからおのずと絞られてきました。ただ家作りについては本を読んだり、田舎のペンションに泊まった思い出などから、大正モダンな古民家がいいなとか、木と漆喰の家がいいなとか憧れはありましたが、予備知識はほとんどありませんでした。凝り性の主人が建材や構造工法などいろいろ調べ、調べるほどに作り手によって千差万別、玉石混交であることを知り、「木の家」「古民家移築」をキーワードに本物の木の家を作ってくれそうな工務店を探すことになりました。


予算の壁

懸念材料はまず何よりお金でした。「木の家がいい、ロフトも和室も欲しい、でも予算はこれしかないんです」と相談すると、大抵の工務店がその後の営業姿勢は消極的で(笑)、本物の木の家なんて私たちには無理なのかなという思いと、でもいろいろ知ってしまうと妥協はしたくないという思いとで、悩みました。ちなみに浜畑社長にも予算の心配を再三相談しましたが、「優先順位をつけて叶えていきましょう」とおっしゃっていただきました。漠然と聞いていたこの言葉がどんなにシビアなものか当初は知る由もありませんでした(笑)


■理想の「木の家」

予算の問題はさておき、誠実な木の家作りをしている工務店があるんだということは分かってきましたが、もう一つ気になるのがデザインの事でした。生活スタイルや手持ちのインテリアから、やはり純和風とか大正モダンではなく現代的なデザインにと考えるようになりましたが、内装は大壁にするなどやりようがありそうなものの、外観については、きちんと軒の長さを確保しつつ好みに合うデザインの木の家というのがなかなか見つかりませんでした。この点を解消してくれたのがシーエッチさんの阪神町屋でした。軒も長く、木材をふんだんに使っていながらモダンな外観で、一目でこれがいいと思いました。


誰と作るか

最後まで迷った他の工務店もありました。そちらは事前に予算や要望を勘案した図面を描いてもらってイメージしやすかった反面、予算の問題は材料の変更で調整するということが伺えたので、実際どこまで変更されるのか、信頼していいものか、という迷いがありました。一方シーエッチさんは事前の無料の図面や見積もりがないため 、自分たちの予算と要望がどのような形になるのか分からないまま契約をすることになるので、施主としてはかなりの賭けである点で迷いました。


シーエッチさんの印象

休みの日にネットでホームページを見つけて、自宅からも近いモデルハウスを兼ねた事務所ということで「今から見に行ってもいいですか」とお電話したのが始まりでした。正直に申しますと、事務所の外観を見て「あ、好みと違う」というのが第一印象でした。ですが中に入って、若い方たちの応対がとても良いこと、浜畑社長が学校の先生をしているのかと思う程説明が熱心で丁寧であったこと、奥様がうちの子供に優しく接してくださったことなど、とてもアットホームかつプロの人たちという印象が残りました。さらに阪神町屋が魅力的だったため、予算の心配はありましたがそれはどこの工務店でも同じだろうということで、シーエッチさんに託してみようと思い至りました。結局、家はまだ目に見えないものを前払いで買うようなものなので、作り手となる方を信頼して託す気になれるかどうかが決め手だったかなと思います。


打ち合わせ

いろんな本やネットで調べて、間取りはああでこうで・・・と思い描いていたものの、いざ打ち合わせが始まると、とにかく予算が足りないため、坪数をいかに抑えるかがネックとなり、何を削って何を残すかの攻防戦といった体で 、非常に苦しいものになりました。想像以上に難航しましたが、浜畑社長の家作りへのこだわりとパワーは並々ならぬものがあり、また北田さんは最初から私たちの好みやこの家のイメージをよく把握してくださって、迷った時は提案してくださってとても助けられました。お二人が車の両輪となって私たちを引っ張ってくださり、なんとかここまでこぎつけたのだと思います。


完成

着工までは難航しましたが、そこからはもったいない位あっという間でした。というのも、棟上げから引渡しまでは都合により兵庫を離れることになり、次に見に来た時は完了検査も終えてほとんど完成していたのです。工事期間中に現場へ足を運べないのは残念でしたが、上棟式でお会いした大工の師玉親子に任せておけば大丈夫!と安心しておりましたし、北田さんらもこまめに確認のメールや電話をいただけました。出来上がったのは、思い描いた通り木の香り溢れる家で、本当にできたんだなぁと感激しました。去年の夏、手始めにハウスメーカーの家を見た時に「これが普通か」と諦めないでよかったなと思います。


これからは私達の手で

予算の都合で、家事動線の効率や収納量、部屋数、さらには予定を大幅に上回るローンの返済など、生活の基盤となる部分を妥協せざるを得なかったことも事実ですので、不安や心残りもあります。ですが、家の中身や作りに関しては間違いないものでしょうし、それは有形無形に私たちのこれからの暮らしをより快適なものにしてくれることと期待しています。「どんな家を作るかより、どんな暮らしをしていくか」と打ち合わせの中で浜畑社長がおっしゃっていましたが、これから左官壁に挑戦したり家庭菜園を作ったり、この家での暮らしを楽しみたいと思います。

ページの先頭へ